#49 キャスクの嘘
核廃棄物の容器は十分に検査されていない。
(使用済み燃料輸送用の)キャスクは安全だ、といわれている。しかしすべてのモデルが実際には検査を受けていない。多くの場合、縮小された試験用モデルが落下試験され、燃焼試験される。もしくはただのシミュレーション試験があるだけだ。しかし時には、そうした試験の結果ですら改ざんする――2008 年春の新作キャスクのシリーズのように。この製造者は、よりうまく試験の測定値と理論値が合致するように「任意で選択することのできるパラメーター」を採用した。これには連邦材料研究庁も度を超えていると判断。材料研究庁は差し当たり許可を拒み、それゆえ2009 年はキャスク輸送を行うことができなかった。