#50 再処理工場の嘘(その1)
いわゆる使用済み燃料からの再処理は、核廃棄物からより多くの核廃棄物を作り出す。
再処理工場――これはリサイクルステーションのようにも聞こえる。しかし実際は、使用済み燃料のうちの約1%だけが新しい燃料に取り入れられる――それはプルトニウムだ。すべてを考慮すると再処理後には、処理前よりも多くの核廃棄物が発生する。それゆえフランスでは再処理工場のことを率直に「usine plutonium」、プルトニウム工場と呼んでいる。
さらに再処理工場は、世界最大規模の放射性物質の拡散装置でもある。(再処理工場からのプルトニウムを混ぜた)いわゆるMOX 燃料は、製造、輸送、そして原発での使用時において、天然ウランからの燃料よりはるかに危険である。同時に「プルトニウム工場」は、原子爆弾のための原料を供給している。
さらに再処理工場は、世界最大規模の放射性物質の拡散装置でもある。(再処理工場からのプルトニウムを混ぜた)いわゆるMOX 燃料は、製造、輸送、そして原発での使用時において、天然ウランからの燃料よりはるかに危険である。同時に「プルトニウム工場」は、原子爆弾のための原料を供給している。