家族写真Over the Threshold ('89 奨励賞)
監督:手塚義治、クリスティン・ロイドフィット
日本、イギリス/1989/日本語、英語/カラー/16mm/60分/日本語字幕あり
日本、イギリス/1989/日本語、英語/カラー/16mm/60分/日本語字幕あり
■この作品は日本人と西洋人の国際結婚についての映画で、監督はイギリス国立映画テレビ学校在学中に知り合った夫婦のコンビである。異なる文化圏からやって来たことが常に関心と議論の源となっていた二人が日本に里帰りする。妻のクリスティンの視点を通して、ごく普通の日常生活のなかで異国の人々と適応することがどのような意味があるかを探っていく。その中で見事に描かれるのは、二人の結婚によって新しくクリスティンの親戚となった日本人たちの姿である。
手塚義治
手塚 義治(てづか よしはる、1958年 - )は、日本の社会学者、撮影技師、照明技師である。専攻はメディア理論、カルチュラル・スタディーズ。「テヅカ ヨシハル」と表記されることもある。
経歴
東京都生まれ。ロンドン大学メディア・コミュニケーション学博士号取得。現在、駒澤大学グローバル・メディア・スタディーズ学部准教授。
日本のインディーズ映画創成期に『爆裂都市 BURST CITY』(1982)等の撮影・照明技師として活動した後、イギリスに移住。英国国立映画TV学校(NFTS)を卒業後、日英でテレビドキュメンタリー作品を手がける。『家族写真』(1989)は米国サンダンス映画祭、山形国際ドキュメンタリー映画祭などで上映され、数々の賞を受賞した。英国の映像プロダクション、キメラ・フィルムスの代表取締役として、日本向けテレビコマーシャルを数多く欧州各地で制作した後、メディア文化研究者に転身した。
著書
Cultural Studies and Cultural Industry in North east Asia(2009、Hong Kong University Press、共著)
映像のコスモポリティクスーグローバル化と日本、そして映画産業(2011年、せりか書房)
フィルモグラフィー映像のコスモポリティクスーグローバル化と日本、そして映画産業(2011年、せりか書房)
映画
狂い咲きサンダーロード(1980年) - 照明
アナザ・サイド(1980年) - 照明
爆裂都市 BURST CITY(1982年) - 照明
九月の冗談クラブバンド(1982年) - 撮影
パン屋襲撃(1982年) - 撮影
追悼のざわめき(1988年) - 撮影
佐野和宏(主演男優) x 松井良彦トークショー 於 新宿K's cinema (2014年10月3日)アナザ・サイド(1980年) - 照明
爆裂都市 BURST CITY(1982年) - 照明
九月の冗談クラブバンド(1982年) - 撮影
パン屋襲撃(1982年) - 撮影
追悼のざわめき(1988年) - 撮影
外部リンク