ルター - マルティン・ルター (Martin Luther)
文化史におけるルターの意義
ルターが礼拝の場で積極的に賛美歌(コラール)の歌唱を奨励し、自らもリュートを演奏しながら多くのコラールを作詞・作曲したことはよく知られている。彼は『神はわがやぐら』『深き悩みの淵より』など現在の日本でもよく知られているコラールを残したが、合唱曲としての編曲はヴィッテンベルク教会の楽長ヨハン・ヴァルターが多くを手がけたことが分かっている。カトリック教会は古くからラテン語典礼文による複雑な多声合唱を発展させており、これらは音楽的に優れたものではあったが、必ずしも歌詞の聞き取りやすいものではなかった。また専門的な合唱隊が歌唱を担当した。これに対しルターは、礼拝において会衆が彼らの日用語であるドイツ語で、美しいだけでなく単純で歌詞が聞き取りやすいコラールによって神をともに賛美することを重視し、新たな典礼音楽を推進した。ルターの奨励したコラールは、ドイツのプロテスタント教会におけるバロック音楽の発展に大きな影響を及ぼし、コラールを主題としたオルガン曲(前奏曲、幻想曲)、声楽曲(モテット、カンタータ、オラトリオ)など広い分野に及んだ。
またルターは主に聖書翻訳を通じて、近世ドイツ語の規範の確立に大きく寄与した。一方でルターは国際語としてのラテン語の長所を理解しており、神学的著述のみならずラテン語によるミサ曲の作曲も行っている。ルターにとっては公衆に広く理解されるということがもっとも重要であり、ルターのドイツ語重視を単なる民族主義的熱情と理解することはできない。 ルターが民族主義と離れていたことは、民間伝承の英雄ディートリヒや民話などを説教に用いる神父をルターが軽蔑していたことにも表れる。それら大衆のものは文化的ではなく(教会の教養者の多くがそう考えていたように)教会の教えに反する「ロバの話」無教養の産物と断じられた。また、アリストテレスやプラトンを異教者とし、それについて語る神父もまたルターの軽蔑の対象だった。
シュッツ:作品全集 1 - 宗教的合唱曲集(ドレスデン・カペラ・サジラリアーナ/ラーデマン)
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聖なる魂の旅路に寄せる音楽(ケンブリッジ・クレア・カレッジ)
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VENICE MUSIC
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