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続 原発震災日誌28

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続 原発震災日誌28

私は絶望の上に私を据える、そこからの希望や理想ではない、私は私の意味を問い続けるだけと言ったとき、それでは人の歴史文化が惜しいとTはいう、私は今や何も惜しくはない、歴史文化に何ら叡知を感じない、今の私の絶望に対して、何ら叡智、意味、役にたってはいない、アウシュビッツの人々が、バッハの曲に見送られてガス室に行くようなもの、人間は絶望の上に、今やしっかり立たねばならない、中途な理想や、希望は害毒だ、めくらましだ、私はこうした絶望の中から希望や理想ではない、自由を得た、一遍の捨てよを、スティルナーの無の上を、キルケゴールの死に至る病を、現実、実体をもって私は体験しているのだと、癌を得て、得た私対世界が、等価の死も生も、私の世界におけるものとして、一体の感情となり、と、私は自己救済の方法を、自己放棄という非利己の感情で語っていた、私は絶望も希望も虚妄としたい、癌の転移のように、覚悟、共存していく私でありたいと、

世界を敵に回すなら、原発は核は大切な、人が守り推し進めていかなければならないもの、反原発の運動が広がるのは原発推進の力がエネルギーを与えているから、原発という悪があってこそのその危うさの上での愛や正義、自由、真理、幸福であることの、人に人種、階級、宗教etcを超えて及ぶこの悪と絶望は人を超えさせる、人を繋ぐ、人を等しく不幸に、そして人の不幸を自分の不幸にする、この原発、核の人の死のように、否、人の個人の死とは違う、種としての全生物への死という、存在の本源、根源への問いかけ、自然裡、自明、と生命の寿命のようには肯定されない、神をも否定する、人に宗教のような観念や、想像、理性や愛ではない、諸行無常、無と空ではない、実体としての、存在としての、物としての、形としての悪、これを不条理、実存と、どのように定義しようとも、暗闇に瞳を光らせている怪物のように、人を見据え続ける、かつてこのような人への懺悔と改悛を、そして恐れを抱かせる存在があったであろうか、イエスがいくら悔い改めよといっても人は改めはしなかった、それは人個人へのことであったから、しかし個人ではない全生命、全存在に降りかかる警告、否、警告などではなく襲来、いまや降りかかって来てしまった、終末を待つだけの者にとっての、これ程の存在が、神という人の観念を超えた、核存在、200万年に渉る存在、人は変わるだろう、変わらざるをえない、死すまでの時を、支え、慰め、愛し合わないではいられない、核は喜ばなければならない、本当に天からの贈り物、求めよさらば与えられんと、人に与えられたもの、アダムとイブが今ここに誕生しているのだった、真の知恵、真の人がここに誕生しているのだった、罪を身に受け、罪を認め、罪を生きる人が、死に至る病が、キルケゴールの求めた新しき人が今ここに誕生しているのだった、私は最早、核のことは語るまい、核の上に私を据えて、核はなんら人の絶望ではない、人が人に覚醒するためのこれ程の糧はなく、人が得た過去最大のの不幸の、その対極の幸福へのエネルギー源ととらえ、キューリ夫人の不思議を超えて、今私は発見したのだった、ラジウム発見から100年、今人において、哲学科学、文化芸術、あらゆる人文化への意味において核は発見されているのだった、私は核を嫌わない、核を封印しない、崇め、讃える、核がこれ程、人を人たらしめるとは、神の教えにも背いた人に、これ程の真実を示せるとは、神に比する、神以上の核というもの、どこかの映画で、核を信奉するシーンがあったが、真実、アイロニーなどではなく、真に核は、人の希望、有意味な存在として肯定されうるもの、今世界で400基余の御神体が、生物は人から見れば知恵を持たない奇形物、未発達物、しかし人以上に歴史をこの地球を生きて来ており、これからも生き、存在し続ける、どのようにだって生き続けるだろう、眼がなくとも、羽がなくとも、葉がなくとも、根がなくとも、ウイルスのように50億年だって生き続ける、が人は奇形を生きられない、瞬く間に絶滅していく、それまでの喜び、楽しみにすぎない人生物、私はこの絶望を、絶滅の先にある、生命の輝き、奇形をも生きる生命の楽園に思いをはせ、人の絶滅を、今少しの喜びの中に、味わい生きて行こう、直ぐそこに来ている、人生物の絶滅、無を見据えて、

ドイツが脱原発を決めたという、で何かが変わるだろうか、経済が、紛争が、支配が、何も変わりはしない、膨大な世界の核廃棄物、他の国の原発依存と、何よりも兵器としての核、核は今や文明の利器として、ただリスクが大きなものとして、世界は位置付け、病気や、災害に対することのように、原発は、核は、人間に魔物として現人神として必要なもの、平和のために戦争が必要なように、文明には災厄としての原発が必要なのだと、それでいいのだ、絶望を通して希望を夢想する、過去を懐かしむ、その希望、その過去とは、失われた世界、遥かブッシュマンの世界まで、そこに在るのは原始の生きものとしての喜び、人としての不思議、人としての目覚めの時、自然に生かされていた、あの時の記憶、

驚いた、誰も絶望などしていない、絶望に近い悲しみなどと言う者はいるが、これが絶望でなければ、絶望とは何なのか、自分ではない世界の絶望を私は言っているのに、長谷川龍生が軽うじて、絶望を生きると、ACT、TPP、大飯再稼動と、あらゆる反動が進んでいるのに、ブログで、ネットで何をしているのか、国民が可哀相だと、国民が言い、T・Kの返事が、私と個人的には会いたくないのだと感じ、M・Aも同じであったと思え、またS・Tも、私のニィチェの馬の感想になんらコメントすることもなく、誰も絶望など知らないのだった、口では絶望に近い悲しみなどと言うが、わかってはいない、絶望の上に身を置くなど、絶望の上に身を置かされているのに、医者だけが余命を知っており、本人はその気はなく死んでいく、余命1.2年はあると思っていたHに、いや桜が咲くまでもつかどうかと言われ泣き伏したように、母もそうだった、余命は無いというのに、文句や浮かれたことばかり言って、私が私で、この星を愛するとは、この星の全音楽を聴く、この星の全美術を見る、この星の全文学を読むという行為に、私が私でこの星を愛しているといえるのだった、私は批評をしているのではない、この星に生きた人間達のことを見て聴いて、私が知ってやることを通して愛するのだった、Oはアユにも、ヒロヨにも、私にも絶望して死んで逝ったのだろう、Hは妻にも、娘にも、Sは断末魔の叫びの中で、絶望は死者のうちにあるのだった、誰もが家族に、世界に絶望して死んでいくのだった、世界の無関心、私の死など、世界は無関心、これが人の絶望である、病気の者も毎日が絶望ではあるのだ、社会から遠く離れて、患者とはそうした存在、この死んでしまった者の中にある絶望と孤独、ここから全人間を、生きるということを見直さねば、絶望を語る時この死者の絶望なくして何の絶望が、生者には絶望など無いのだから、絶望して死ぬ者、絶望しても希望を生きようとする者、絶望して絶望を生きる者、生きている限りは絶望は無いと、日常の中では絶望しない者、絶望を知り、より希望に向かって生きる者、絶望して絶望そのものを極め生きる者、福島など無かったことのように、時は流れ、日常は営まれいく、起きたことは仕方が無い、何時までもくよくよしていてはダメとばかり、ガンバレ福島と、

酷い暑さが続いていますが、お体大丈夫でしょうか、またまた陰謀説ビデオですが、私は出来事の背後に隠されているものを知っておきたいのです、作品の方、「絶望と無」を書き続けています、
世界が誰も絶望しなくても、希望のうちに生きるとしても、私は絶望の上に足をしっかり据えて、絶望を見つめ続け、その中から絶望と共存していく生き方を、それ以外に人に道はなく、それがパンドラの箱を開けた意味であることの、私は誰に見取られることもなく、生きもの達のように、一人静かにこの世を去っていく、それが私対世界の形、私でもってこの星を愛し、絶望するということ、
日本カワウソの絶滅のような人間の静かな死が進行していることへの絶望、も早誰を責めるのでもなく、しのびよる死への絶望、人は誰も死ぬと同じように、人類の死への、死生観、終末観、死に怒っても仕方が無い、9歳の手塚君のアピール、「生きものは命で出来ています、人は何のために生きていますか、それは人の役に立つためです、」官邸前の人々、時に涙で詰まるスピーチの人もいるが、多くは連帯と希望を訴えている、背後にある人の絶望、3.11以降、人生を楽しめなくなった、絶望してしまった人々、何故って、パンドラの箱が開けられてしまったから、この毒物は元に戻すことが出来ない、邪悪な200万年人を苦しめるものだから、これが絶望の本質であるから、生きものを殺してはいけませんと言ってごらん、あらゆる人のモラルが損なわれているこの国が見え、誇りも卑下もしていなかったが、意味が発生した、無意味の意味が、小田実の言った、大阪大空襲の人々の無駄死のように、汝臣民飢えて死ねのように、放射能、みんなでかぶれば怖くない、放射能みんなで食べれば怖くない、絶望は孤独を生む、人の超克、希望を冷笑するように、まだ誰も癌にかかってはいないのだった、癌になつた者は絶望するが、絶えず希望を求めている、絶望など贅沢である、よって生還した者だけが絶望するのだった、3.11がその転換点であった、



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